第4巻644番歌はこちらにまとめました。
第4巻 644番歌
巻 | 第4巻 |
歌番号 | 644番歌 |
作者 | 紀小鹿(紀郎女) |
題詞 | (紀郎女怨恨歌三首 [鹿人大夫之女名曰小鹿也安貴王之妻也]) |
原文 | 今者吾羽 和備曽四二結類 氣乃緒尓 念師君乎 縦左<久>思者 |
訓読 | 今は我はわびぞしにける息の緒に思ひし君をゆるさく思へば |
かな | いまはわは わびぞしにける いきのをに おもひしきみを ゆるさくおもへば |
英語(ローマ字) | IMAHAWAHA WABIZOSHINIKERU IKINOWONI OMOHISHIKIMIWO YURUSAKUOMOHEBA |
訳 | 今の私は侘びしく心細い思いで暮らしています。長らくずっとあなたのことを思ってきたのに、あなたとの絆がほどけてあなたが離れていくと思うと。 |
左注 | – |
校異 | <> 久 [元][金][紀] |
用語 | 相聞、作者:紀郎女、怨恨、離別 |