第4巻529番歌はこちらにまとめました。
第4巻 529番歌
巻 | 第4巻 |
歌番号 | 529番歌 |
作者 | 坂上郎女 |
題詞 | 又大伴坂上郎女歌一首 |
原文 | 佐保河乃 涯之官能 <少>歴木莫苅焉 在乍毛 張之来者 立隠金 |
訓読 | 佐保川の岸のつかさの柴な刈りそねありつつも春し来たらば立ち隠るがね |
かな | さほがはの きしのつかさの しばなかりそね ありつつも はるしきたらば たちかくるがね |
英語(ローマ字) | SAHOGAHANO KISHINOTSUKASANO SHIBANAKARISONE ARITSUTSUMO HARUSHIKITARABA TACHIKAKURUGANE |
訳 | 佐保川の岸の高みに生える柴は刈り取らないでそのままにしておいて下さいな。春が来て繁ったなら恋の隠れ家になりますもの。 |
左注 | – |
校異 | 小 少 [桂][元][古][紀] |
用語 | 相聞、作者:坂上郎女、野遊び、奈良、地名、植物、贈答 |