石川県の万葉集についてまとめました。
掲載数 全 9 首
第12巻 3 首
歌番号 | 本歌 |
3153 番歌 | み雪降る越の大山行き過ぎていづれの日にか … |
3166 番歌 | 我妹子を外のみや見む越の海の子難の海の島 … |
3169 番歌 | 能登の海に釣する海人の漁り火の光りにいま … |
第14巻 2 首
歌番号 | 本歌 |
3478 番歌 | 遠しとふ故奈の白嶺に逢ほしだも逢はのへし … |
3509 番歌 | 栲衾白山風の寝なへども子ろがおそきのあろ … |
第16巻 3 首
歌番号 | 本歌 |
3878 番歌 | はしたての 熊来のやらに 新羅斧 落し入 … |
3879 番歌 | はしたての 熊来酒屋に まぬらる奴 わし … |
3880 番歌 | 鹿島嶺の 机の島の しただみを い拾ひ持 … |
第17巻 1 首
歌番号 | 本歌 |
4025 番歌 | 志雄路から直越え来れば羽咋の海朝なぎした … |
石川県の万葉集の解説
石川県は富山県のとなりに位置していることから、家持が歌の収集をしていた場所だと思われる。もちろん家持の歌のほとんどは17巻~20巻に集中するが、万葉集は時代とは別に分類分けされていることから、これらの歌は家持によって収集されたものなのだろう。どの歌ものんびりとしていながらも、北陸の厳しい冬があったりと、まさにそこには時代とは無関係の自然の情景そのものである。