第17巻3963番歌はこちらにまとめました。
第17巻 3963番歌
巻 | 第17巻 |
歌番号 | 3963番歌 |
作者 | 大伴家持 |
題詞 | (忽沈<枉>疾殆臨泉路 仍作歌詞以申悲緒一首[并短歌]) |
原文 | 世間波 加受奈枳物能可 春花乃 知里能麻我比尓 思奴倍吉於母倍婆 |
訓読 | 世間は数なきものか春花の散りのまがひに死ぬべき思へば |
かな | よのなかは かずなきものか はるはなの ちりのまがひに しぬべきおもへば |
英語(ローマ字) | YONONAKAHA KAZUNAKIMONOKA HARUHANANO CHIRINOMAGAHINI SHINUBEKIOMOHEBA |
訳 | この世はなんとはかないものだろう。春の桜がはらはらと散り乱れるように死んでいくかと思えば。 |
左注 | (右天平十九年春二月廿日越中國守之舘臥病悲傷聊作此歌) |
校異 | – |
用語 | 天平19年2月20日、年紀、作者:大伴家持、病気、悲嘆、無常、高岡、富山 |