第20巻4456番歌はこちらにまとめました。
第20巻 4456番歌
巻 | 第20巻 |
歌番号 | 4456番歌 |
作者 | 薩妙觀 |
題詞 | (天平元年班田之時使葛城王従山背國贈薩妙觀命婦等所歌一首[副芹子L])薩妙觀命婦報贈歌一首 |
原文 | 麻須良乎等 於毛敝流母能乎 多知波吉弖 可尓波乃多為尓 世理曽都美家流 |
訓読 | 大夫と思へるものを太刀佩きて可尓波の田居に芹ぞ摘みける |
かな | ますらをと おもへるものを たちはきて かにはのたゐに せりぞつみける |
英語(ローマ字) | MASURAWOTO OMOHERUMONOWO TACHIHAKITE KANIHANOTAゐNI SERIZOTSUMIKERU |
訳 | まあ、立派なお方と思っておりますのに、そんなお方が太刀を腰にさして可尓波(かには)の田んぼにお入りになって、芹子(せり)を摘んで下さったのですね。 |
左注 | 右二首左大臣讀之云尓 [左大臣是葛城王 後賜橘姓也] |
校異 | – |
用語 | 天平1年、年紀、作者:薩妙觀、橘諸兄、葛城王、贈答、植物、戯笑 |