第14巻3537番歌はこちらにまとめました。
第14巻 3537番歌
巻 | 第14巻 |
歌番号 | 3537番歌 |
作者 | 作者不詳 |
題詞 | – |
原文 | 久敝胡之尓 武藝波武古宇馬能 波都々々尓 安比見之兒良之 安夜尓可奈思母 |
訓読 | くへ越しに麦食む小馬のはつはつに相見し子らしあやに愛しも |
かな | くへごしに むぎはむこうまの はつはつに あひみしこらし あやにかなしも |
英語(ローマ字) | KUHEGOSHINI MUGIHAMUKOUMANO HATSUHATSUNI AHIMISHIKORASHI AYANIKANASHIMO |
訳 | 子馬が柵のしたから首を出して麦をやっと食べるように、やっとちらりと逢えたあの子だが、とても愛しい。 |
左注 | 或本歌曰 宇麻勢胡之 牟伎波武古麻能 波都々々尓 仁必波太布礼思 古呂之可奈思母 |
校異 | – |
用語 | 東歌、相聞、異伝、動物、序詞、恋情 |
第14巻 3537S1番歌(異伝歌1)
題詞 | 或本歌曰 |
原文 | 宇麻勢胡之 牟伎波武古麻能 波都々々尓 仁必波太布礼思 古呂之可奈思母 |
訓読 | 馬柵越し麦食む駒のはつはつに新肌触れし子ろし愛しも |
かな | うませごし むぎはむこまの はつはつに にひはだふれし ころしかなしも |
英語(ローマ字) | UMASEGOSHI MUGIHAMUKOMANO HATSUHATSUNI NIHIHADAFURESHI KOROSHIKANASHIMO |
訳 | 馬が柵越に麦をちらっと食べるように、ちらりと新肌(にいはだ)に触れる機会があったが、本当に愛しい子。 |
左注 | – |
校異 | – |
用語 | 東歌、相聞、異伝、恋情、序詞 |