万葉集 第13巻 3293番歌/作者・原文・時代・歌・訳

第13巻3293番歌はこちらにまとめました。

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第13巻 3293番歌

第13巻
歌番号3293番歌
作者作者不詳
題詞
原文三吉野之 御金高尓 間無序 雨者落云 不時曽 雪者落云 其雨 無間如 彼雪 不時如 間不落 吾者曽戀 妹之正香尓
訓読み吉野の 御金が岳に 間なくぞ 雨は降るといふ 時じくぞ 雪は降るといふ その雨の 間なきがごと その雪の 時じきがごと 間もおちず 我れはぞ恋ふる 妹が直香に
かなみよしのの みかねがたけに まなくぞ あめはふるといふ ときじくぞ ゆきはふるといふ そのあめの まなきがごと そのゆきの ときじきがごと まもおちず あれはぞこふる いもがただかに
英語(ローマ字)MIYOSHINONO MIKANEGATAKENI MANAKUZO AMEHAFURUTOIFU TOKIJIKUZO YUKIHAFURUTOIFU SONOAMENO MANAKIGAGOTO SONOYUKINO TOKIJIKIGAGOTO MAMOOCHIZU AREHAZOKOFURU IMOGATADAKANI
み吉野の御金(みかね)が岳に絶え間なく雨はふるという、 時なしに雪は降るという。その雨の絶え間ないように、その雪の時なしのように、間断なく私は恋続けるだろう彼女の麗姿に。
左注(右二首)
校異
用語民謡、恋情、吉野、地名、奈良、伝承