第13巻3268番歌はこちらにまとめました。
第13巻 3268番歌
巻 | 第13巻 |
歌番号 | 3268番歌 |
作者 | 作者不詳 |
題詞 | – |
原文 | 三諸之 神奈備山従 登能陰 雨者落来奴 雨霧相 風左倍吹奴 大口乃 真神之原従 思管 還尓之人 家尓到伎也 |
訓読 | みもろの 神奈備山ゆ との曇り 雨は降り来ぬ 天霧らひ 風さへ吹きぬ 大口の 真神の原ゆ 思ひつつ 帰りにし人 家に至りきや |
かな | みもろの かむなびやまゆ とのぐもり あめはふりきぬ あまぎらひ かぜさへふきぬ おほくちの まかみのはらゆ おもひつつ かへりにしひと いへにいたりきや |
英語(ローマ字) | MIMORONO KAMUNABIYAMAYU TONOGUMORI AMEHAFURIKINU AMAGIRAHI KAZESAHEFUKINU OHOKUCHINO MAKAMINOHARAYU OMOHITSUTSU KAHERINISHIHITO IHENIITARIKIYA |
訳 | 三諸の神の山から一面にかき曇り、雨さへ降り出した。空は霧状になり風も吹き出した。真神の原から私のことを思いつつ帰っていった人は、今頃家に着いたのかしら。 |
左注 | (右二首) |
校異 | – |
用語 | 明日香、奈良、女歌 |