万葉集 第13巻 3260番歌/作者・原文・時代・歌・訳

第13巻3260番歌はこちらにまとめました。

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第13巻 3260番歌

第13巻
歌番号3260番歌
作者作者不詳
題詞
原文小<治>田之 年魚道之水乎 問無曽 人者は云 時自久曽 人者飲云 は人之 無間之如 飲人之 不時之如 吾妹子尓 吾戀良久波 已時毛無
訓読小治田の 年魚道の水を 間なくぞ 人は汲むといふ 時じくぞ 人は飲むといふ 汲む人の 間なきがごと 飲む人の 時じきがごと 我妹子に 我が恋ふらくは やむ時もなし
かなをはりだの あゆぢのみづを まなくぞ ひとはくむといふ ときじくぞ ひとはのむといふ くむひとの まなきがごと のむひとの ときじきがごと わぎもこに あがこふらくは やむときもなし
英語(ローマ字)WOHARIDANO AYUDINOMIDUWO MANAKUZO HITOHAKUMUTOIFU TOKIJIKUZO HITOHANOMUTOIFU KUMUHITONO MANAKIGAGOTO NOMUHITONO TOKIJIKIGAGOTO WAGIMOKONI AGAKOFURAKUHA YAMUTOKIMONASHI
小治田の年魚道(あゆぢ)の水を絶え間なく人は汲むという。また好きなときに立ち寄って飲むという。汲む人が絶え間ないように、飲む人がひっきりなしのように私の彼女への恋は止むときがありません。
左注(右三首)
校異[元][天][類]
用語地名、明日香、恋情