万葉集 第12巻 3044番歌/作者・原文・時代・歌・訳

第12巻3044番歌はこちらにまとめました。

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第12巻 3044番歌

第12巻
歌番号3044番歌
作者作者不詳
題詞(寄物陳思)
原文待君<常> 庭耳居者 打靡 吾黒髪尓 <霜>曽置尓家留
訓読君待つと庭のみ居ればうち靡く我が黒髪に霜ぞ置きにける
かなきみまつと にはのみをれば うちなびく わがくろかみに しもぞおきにける
英語(ローマ字)KIMIMATSUTO NIHANOMIWOREBA UCHINABIKU WAGAKUROKAMINI SHIMOZOOKINIKERU
あなたを待とうと庭に降りていると、私の黒髪に霜が降りてきました。
左注或本歌尾句云 白細之 吾衣手尓 露曽置尓家留
校異常常 常 [西(訂正)][元][類][紀] / 耳 [万葉集古義](楓) 西 / 云 [元] 曰
用語異伝、女歌、恋情
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第12巻 3044S1番歌(異伝歌1)

題詞(寄物陳思)或本歌尾句云
原文白細之 吾衣手尓 露曽置尓家留
訓読白栲の我が衣手に霜ぞ置きにける
かなしろたへの わがころもでに しもぞおきにける
英語(ローマ字)SHIROTAHENO WAGAKOROMODENI SHIMOZOOKINIKERU
あなたを待って庭に居ましたら、長く伸ばした黒髪に霜が降りました。ずっとあなたの影を待っていました。
左注
校異
用語異伝、女歌、恋情