万葉集 第10巻 1857番歌/作者・原文・時代・歌・訳

第10巻1857番歌はこちらにまとめました。

スポンサーリンク

第10巻 1857番歌

第10巻
歌番号1857番歌
作者作者不詳
題詞(詠花)
原文毎年 梅者開友 空蝉之 <世>人君羊蹄 春無有来
訓読年のはに梅は咲けどもうつせみの世の人我れし春なかりけり
かなとしのはに うめはさけども うつせみの よのひとわれし はるなかりけり
英語(ローマ字)TOSHINOHANI UMEHASAKEDOMO UTSUSEMINO YONOHITOWARESHI HARUNAKARIKERI
梅は毎年春になると美しい花を咲かせるのに、なあ羊蹄(ぎしぎし)君よ。君も同じこの世の存在なのに、(梅のような)春はないものなあ。
左注
校異<> 世 [西(右書)][元][類][紀]
用語春雑歌、植物、枕詞