第9巻1702番歌はこちらにまとめました。
第9巻 1702番歌
巻 | 第9巻 |
歌番号 | 1702番歌 |
作者 | 柿本人麻呂(柿本人麻呂歌集) |
題詞 | (獻弓削皇子歌三首) |
原文 | 妹當 茂苅音 夕霧 来鳴而過去 及乏 |
訓読 | 妹があたり繁き雁が音夕霧に来鳴きて過ぎぬすべなきまでに |
かな | いもがあたり しげきかりがね ゆふぎりに きなきてすぎぬ すべなきまでに |
英語(ローマ字) | IMOGAATARI SHIGEKIKARIGANE YUFUGIRINI KINAKITESUGINU SUBENAKIMADENI |
訳 | 彼女の家のあたりで騒がしく鳴き立てる雁の声が聞こえていたが、夕霧の中を鳴きながらやってきて通り過ぎていった。ああ、切ないことよ。 |
左注 | (右柿本朝臣人麻呂之歌集所出) |
校異 | – |
用語 | 雑歌、作者:柿本人麻呂歌集、弓削皇子、献呈歌、非略体、動物 |