第9巻1673番歌はこちらにまとめました。
第9巻 1673番歌
巻 | 第9巻 |
歌番号 | 1673番歌 |
作者 | 作者不詳 |
題詞 | (大寳元年辛丑冬十月太上天皇大行天皇幸紀伊國時歌十三首) |
原文 | 風莫乃 濱之白浪 徒 於斯依久流 見人無 [一云 於斯依来藻] |
訓読 | 風莫の浜の白波いたづらにここに寄せ来る見る人なしに [一云 ここに寄せ来も] |
かな | かざなしの はまのしらなみ いたづらに ここによせくる みるひとなしに [ここによせくも] |
英語(ローマ字) | KAZANASHINO HAMANOSHIRANAMI ITADURANI KOKONIYOSEKURU MIRUHITONASHINI [KOKONIYOSEKUMO] |
訳 | 波静かな浜に、白くて美しい細波(さざなみ)が見る人もないまま静かに打ち寄せている。 |
左注 | 右一首山上<臣>憶良類聚歌林曰 長忌寸意吉麻呂應詔作此歌 |
校異 | 莫 (塙) 草 / 臣 [西(上書訂正)][藍][壬][紀] / 歌林 [西] 謌林 [西(訂正)] 歌林 / 此歌 [西] 此謌 [西(訂正)] 此歌 |
用語 | 雑歌、長意吉麻呂、持統天皇、文武天皇、行幸、羈旅、紀州、和歌山、地名、大宝1年10月、年紀、異伝、推敲 |