万葉集 第6巻 1030番歌/作者・原文・時代・歌・訳

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第6巻 1030番歌

第6巻
歌番号1030番歌
作者聖武天皇
題詞(十二年庚辰冬十月依<大>宰少貳藤原朝臣廣嗣謀反發軍 幸于伊勢國之時)天皇御製歌一首
原文妹尓戀 吾乃松原 見渡者 潮干乃滷尓 多頭鳴渡
訓読妹に恋ひ吾の松原見わたせば潮干の潟に鶴鳴き渡る
かないもにこひ あがのまつばら みわたせば しほひのかたに たづなきわたる
英語(ローマ字)IMONIKOHI AGANOMATSUBARA MIWATASEBA SHIHOHINOKATANI TADUNAKIWATARU
あの子が恋しくなって吾の松原を見渡していると、干潟に鳴きながら鶴たちが渡っていくのが見える。
左注右一首今案 吾松原在三重郡 相去河口行宮遠矣 若疑御在朝明行宮之時 所製御歌 傳者誤之歟
校異歌 [西] 謌 [西(訂正)] 歌 / 歌 [西] 謌 [西(訂正)] 歌
用語雑歌、作者:聖武天皇、望郷、行幸、羈旅、三重、天平12年10月、年紀、叙景、三重県、地名