万葉集 第1巻 83番歌/作者・原文・時代・歌・訳

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第1巻 83番歌

第1巻
歌番号83番歌
作者長田王
題詞(和銅五年壬子夏四月遣長田王于伊勢齊宮時山邊御井<作>歌)
原文海底 奥津白波 立田山 何時鹿越奈武 妹之當見武
訓読海の底沖つ白波龍田山いつか越えなむ妹があたり見む
かなわたのそこ おきつしらなみ たつたやま いつかこえなむ いもがあたりみむ
英語(ローマ字)WATANOSOKO OKITSUSHIRANAMI TATSUTAYAMA ITSUKAKOENAMU IMOGAATARIMIMU
遠く海の底から寄せる沖の白波のように立つ竜田山。ああ、早くこの山を越えて彼女が待つ故郷(くに)の辺りを見たい。
左注右二首今案不似御井所<作> 若疑當時誦之古歌歟
校異<> 作 [西(訂正)][冷][紀]
用語雑歌、和銅5年4月、年紀、作者:長田王、伊勢、三重、御井、古歌、転用、和銅、羈旅、望郷、地名、序詞