第1巻26番歌はこちらにまとめました。
第1巻 26番歌
巻 | 第1巻 |
歌番号 | 26番歌 |
作者 | 天武天皇(大海人) |
題詞 | (天皇御製歌)或本歌 |
原文 | 三芳野之 耳我山尓 時自久曽 雪者落等言 無間曽 雨者落等言 其雪 不時如 其雨 無間如 隈毛不堕 思乍叙来 其山道乎 |
訓読 | み吉野の 耳我の山に 時じくぞ 雪は降るといふ 間なくぞ 雨は降るといふ その雪の 時じきがごと その雨の 間なきがごと 隈もおちず 思ひつつぞ来る その山道を |
かな | みよしのの みみがのやまに ときじくぞ ゆきはふるといふ まなくぞ あめはふるといふ そのゆきの ときじきがごと そのあめの まなきがごと くまもおちず おもひつつぞくる そのやまみちを |
英語(ローマ字) | MIYOSHINONO MIMIGANOYAMANI TOKIJIKUZO YUKIHAFURUTOIFU MANAKUZO AMEHAFURUTOIFU SONOYUKINO TOKIJIKIGAGOTO SONOAMENO MANAKIGAGOTO KUMAMOOCHIZU OMOHITSUTSUZOKURU SONOYAMAMICHIWO |
訳 | み吉野の耳我の山に時しれず雪が降るという、絶え間なく雨が降るという。その雪の時知れないように、 その雨の絶え間がないように、曲がり角という曲がり角に不安に襲われながらやってきたよ、この山道を。 |
左注 | 右句々相換因此重載焉 |
校異 | – |
用語 | 雑歌、作者:大海人:天武、異伝、吉野、民謡、13/3260、13/3293、地名 |