「連(むらじ)」とは八色の姓で地方の豪族の位を指す。 「やすみしし」とは「四方八方を知る物」という意味で、天皇に掛かる枕詞。万葉集では29首がこの枕詞が使われており、ほとんどが長歌になる。そのことからも儀式用に使われていたのだろうか。「梓弓」は梓の木で造った弓のこと。「中弭(なかはず)」とは弓の弦の内側という意味。