万葉集 第20巻 4376番歌/作者・原文・時代・歌・訳

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第20巻 4376番歌

第20巻
歌番号4376番歌
作者川上老
題詞(天平勝寳七歳乙未二月相替遣筑紫諸國防人等歌)
原文多妣由<岐>尓 由久等之良受弖 阿母志々尓 己等麻乎佐受弖 伊麻叙久夜之氣
訓読旅行きに行くと知らずて母父に言申さずて今ぞ悔しけ
かなたびゆきに ゆくとしらずて あもししに ことまをさずて いまぞくやしけ
英語(ローマ字)TABIYUKINI YUKUTOSHIRAZUTE AMOSHISHINI KOTOMAWOSAZUTE IMAZOKUYASHIKE
長期の旅路になるとも知らないで、母父に別れの言葉も告げずに出てきたが、今となってみると悔しい。
左注右一首寒川郡上丁川上<臣>老 ( / 二月十四日下野國防人部領使正六位上田口朝臣大戸進歌數十八首 但拙劣歌者不取載之)
校異伎 岐 [元][類][古] / 叙 [元] 所 / 呂 臣 [元][紀][細]
用語天平勝宝7年2月14日、年紀、作者:川上老、防人歌、後悔、出発、羈旅、悲別、恋情、栃木、田口大戸