第17巻3967番歌はこちらにまとめました。
第17巻 3967番歌
巻 | 第17巻 |
歌番号 | 3967番歌 |
作者 | 大伴池主 |
題詞 | 忽辱芳音翰苑凌雲 兼垂倭詩詞林舒錦 以吟以詠能ニ戀緒春可樂 暮春風景最可怜 紅桃灼々戯蝶廻花N 翠柳依々嬌鴬隠葉歌 可樂哉 淡交促席得意忘言 樂矣美矣 幽襟足賞哉豈慮乎蘭ツ隔テ琴チ無用 空過令節物色軽人乎 所怨有此不能<黙><已> 俗語云以藤續錦 聊擬談咲耳 |
原文 | 夜麻我比<邇> 佐家流佐久良乎 多太比等米 伎美尓弥西C婆 奈尓乎可於母波牟 |
訓読 | 山峽に咲ける桜をただ一目君に見せてば何をか思はむ |
かな | やまがひに さけるさくらを ただひとめ きみにみせてば なにをかおもはむ |
英語(ローマ字) | YAMAGAHINI SAKERUSAKURAWO TADAHITOME KIMINIMISETEBA NANIWOKAOMOHAMU |
訳 | 山間に咲く桜、この桜をただひと目あなたにお見せできたら何の心残りがありましょう。 |
左注 | (沽洗二日掾大伴宿祢池主) |
校異 | 點 黙 [元][紀][温] / 已俗 已 [西(訂正)][元][紀][温] / 尓 邇 [元][類] |
用語 | 天平19年3月2日、年紀、作者:大伴池主、贈答、大伴家持、病気、慰撫、書簡、高岡、富山 |