万葉集 第17巻 3965番歌/作者・原文・時代・歌・訳

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第17巻 3965番歌

第17巻
歌番号3965番歌
作者大伴家持
題詞守大伴宿祢家持贈大伴宿祢池主悲歌二首 / 忽沈枉疾累旬痛苦 祷恃百神且得消損 而由身體疼羸筋力怯軟 未堪展謝係戀弥深 方今春朝春花流馥於春苑 春暮春鴬囀聲於春林 對此節候琴チ可翫矣 雖有乗興之感不耐策杖之勞 獨臥帷幄之裏 聊作寸分之歌 軽奉机下犯解玉頤 其詞曰
原文波流能波奈 伊麻波左加里尓 仁保布良牟 乎里C加射佐武 多治可良毛我母
訓読春の花今は盛りににほふらむ折りてかざさむ手力もがも
かなはるのはな いまはさかりに にほふらむ をりてかざさむ たぢからもがも
英語(ローマ字)HARUNOHANA IMAHASAKARINI NIHOFURAMU WORITEKAZASAMU TADIKARAMOGAMO
春の花、今は盛りと咲きにおうことだろう。折ってかざす力が手にありません、その力がほしい。
左注(<二>月廿九日大伴宿祢家持)
校異沈 [元] 染
用語天平19年2月29日、年紀、作者:大伴家持、大伴池主、贈答、病気、贈答、悲嘆、書簡、高岡、富山