第15巻3763番歌はこちらにまとめました。
第15巻 3763番歌
巻 | 第15巻 |
歌番号 | 3763番歌 |
作者 | 作者不詳 |
題詞 | (中臣朝臣宅守与狭野弟上娘子贈答歌) |
原文 | 多婢等伊倍婆 許<登>尓曽夜須伎 須敝毛奈久 々流思伎多婢毛 許等尓麻左米也母 |
訓読 | 旅と言へば言にぞやすきすべもなく苦しき旅も言にまさめやも |
かな | たびといへば ことにぞやすき すべもなく くるしきたびも ことにまさめやも |
英語(ローマ字) | TABITOIHEBA KOTONIZOYASUKI SUBEMONAKU KURUSHIKITABIMO KOTONIMASAMEYAMO |
訳 | 旅というのは口でいうのは簡単だが、さりとて、この、なす術(すべ)がなく苦しい旅は、旅という言葉よりほかにいい表現があろうか。 |
左注 | (右十三首中臣朝臣宅守) |
校異 | 等 登 [類][紀][細] |
用語 | 作者:中臣宅守、天平12年、年紀、贈答、羈旅、配流、恋情、自覚、悲嘆、狭野弟上娘子 |