第15巻3741番歌はこちらにまとめました。
第15巻 3741番歌
巻 | 第15巻 |
歌番号 | 3741番歌 |
作者 | 作者不詳 |
題詞 | (中臣朝臣宅守与狭野弟上娘子贈答歌) |
原文 | 伊能知乎之 麻多久之安良婆 安里伎奴能 安里弖能知尓毛 安波射良米也母 [一云 安里弖能乃知毛] |
訓読 | 命をし全くしあらばあり衣のありて後にも逢はざらめやも [一云 ありての後も] |
かな | いのちをし またくしあらば ありきぬの ありてのちにも あはざらめやも [ありてののちも] |
英語(ローマ字) | INOCHIWOSHI MATAKUSHIARABA ARIKINUNO ARITENOCHINIMO AHAZARAMEYAMO [ARITENONOCHIMO] |
訳 | この命が無事であったなら、あり衣(きぬ)のありではないが、このまま生きていれば、再び遇わないことがありましょうか。 |
左注 | (右十四首中臣朝臣宅守) |
校異 | – |
用語 | 作者:中臣宅守、天平12年、年紀、贈答、羈旅、配流、恋情、枕詞、異伝、狭野弟上娘子 |