第6巻1031番歌はこちらにまとめました。
第6巻 1031番歌
巻 | 第6巻 |
歌番号 | 1031番歌 |
作者 | 丹比屋主 |
題詞 | (十二年庚辰冬十月依<大>宰少貳藤原朝臣廣嗣謀反發軍 幸于伊勢國之時)丹比屋主真人歌一首 |
原文 | 後尓之 <人>乎思久 四泥能埼 木綿取之泥而 <好>住跡其念 |
訓読 | 後れにし人を思はく思泥の崎木綿取り垂でて幸くとぞ思ふ |
かな | おくれにし ひとをおもはく しでのさき ゆふとりしでて さきくとぞおもふ |
英語(ローマ字) | OKURENISHI HITOWOOMOHAKU SHIDENOSAKI YUFUTORISHIDETE SAKIKUTOZOOMOFU |
訳 | 京に残してきた妻を思って、思泥(しで)の崎で、木綿(ゆう)を取り出して垂らし、無事でいてくれとお祈りしました。 |
左注 | 右案此歌者不有此<行>之作乎 所以然言 勅大夫従河口行宮還京勿令従駕焉 何有詠思泥埼作歌哉 |
校異 | 歌 [西] 謌 [西(訂正)] 歌 / <> 人 [西(右書)][元][類][紀] / 將 好 [元][類][紀] / 歌 [西] 謌 [西(訂正)] 歌 / 行宮 行 [元][類][紀][温] / 歌 [西] 謌 [西(訂正)] 歌 |
用語 | 雑歌、作者:丹比屋主、行幸従駕、望郷、羈旅、三重、天平12年10月、年紀、家主、地名 |