第4巻528番歌はこちらにまとめました。
第4巻 528番歌
巻 | 第4巻 |
歌番号 | 528番歌 |
作者 | 坂上郎女 |
題詞 | ((京職藤原大夫贈大伴郎女歌三首 [卿諱曰麻呂也])大伴郎女和歌四首) |
原文 | 千鳥鳴 佐保乃河門乃 瀬乎廣弥 打橋渡須 奈我来跡念者 |
訓読 | 千鳥鳴く佐保の川門の瀬を広み打橋渡す汝が来と思へば |
かな | ちどりなく さほのかはとの せをひろみ うちはしわたす ながくとおもへば |
英語(ローマ字) | CHIDORINAKU SAHONOKAHATONO SEWOHIROMI UCHIHASHIWATASU NAGAKUTOOMOHEBA |
訳 | 千鳥鳴く佐保川の川門の瀬が広いので、(黒馬でいらしゃると思って)広い渡し場には長い大きな板橋を渡しておきますね。 |
左注 | 右郎女者佐保大納言卿之女也 初嫁一品穂積皇子 被寵無儔而皇子薨之後時 藤原麻呂大夫娉之郎女焉 郎女家於坂上里 仍族氏号曰坂上郎女也 |
校異 | – |
用語 | 相聞、作者:坂上郎女、藤原麻呂、川渡り、贈答、動物、枕詞、奈良、地名 |