大阪府の万葉集についてまとめました。
掲載数 全 193 首
第1巻 10 首
歌番号 | 本歌 |
64 番歌 | 葦辺行く鴨の羽交ひに霜降りて寒き夕は大和 … |
65 番歌 | 霰打つ安良礼松原住吉の弟日娘女と見れど飽 … |
66 番歌 | 大伴の高師の浜の松が根を枕き寝れど家し偲 … |
67 番歌 | 旅にしてもの恋ほしきに鶴が音も聞こえずあ … |
68 番歌 | 大伴の御津の浜なる忘れ貝家なる妹を忘れて … |
69 番歌 | 草枕旅行く君と知らませば岸の埴生ににほは … |
70 番歌 | 大和には鳴きてか来らむ呼子鳥象の中山呼び … |
71 番歌 | 大和恋ひ寐の寝らえぬに心なくこの洲崎廻に … |
72 番歌 | 玉藻刈る沖へは漕がじ敷栲の枕のあたり忘れ … |
73 番歌 | 我妹子を早見浜風大和なる我を松椿吹かざる … |
第2巻 8 首
歌番号 | 本歌 |
85 番歌 | 君が行き日長くなりぬ山尋ね迎へか行かむ待 … |
86 番歌 | かくばかり恋ひつつあらずは高山の磐根しま … |
87 番歌 | ありつつも君をば待たむうち靡く我が黒髪に … |
88 番歌 | 秋の田の穂の上に霧らふ朝霞いつへの方に我 … |
89 番歌 | 居明かして君をば待たむぬばたまの我が黒髪 … |
90 番歌 | 君が行き日長くなりぬ山たづの迎へを行かむ … |
228 番歌 | 妹が名は千代に流れむ姫島の小松がうれに蘿 … |
229 番歌 | 難波潟潮干なありそね沈みにし妹が姿を見ま … |
第3巻 19 首
歌番号 | 本歌 |
238 番歌 | 大宮の内まで聞こゆ網引すと網子ととのふる … |
249 番歌 | 御津の崎波を畏み隠江の舟公宣奴嶋尓 … |
272 番歌 | 四極山うち越え見れば笠縫の島漕ぎ隠る棚な … |
283 番歌 | 住吉の得名津に立ちて見わたせば武庫の泊り … |
292 番歌 | ひさかたの天の探女が岩船の泊てし高津はあ … |
293 番歌 | 潮干の御津の海女のくぐつ持ち玉藻刈るらむ … |
294 番歌 | 風をいたみ沖つ白波高からし海人の釣舟浜に … |
295 番歌 | 住吉の岸の松原遠つ神我が大君の幸しところ … |
312 番歌 | 昔こそ難波田舎と言はれけめ今は都引き都び … |
326 番歌 | 見わたせば明石の浦に燭す火の穂にぞ出でぬ … |
359 番歌 | 阿倍の島鵜の住む磯に寄する波間なくこのこ … |
394 番歌 | 標結ひて我が定めてし住吉の浜の小松は後も … |
434 番歌 | 風早の美穂の浦廻の白つつじ見れども寂しな … |
435 番歌 | みつみつし久米の若子がい触れけむ礒の草根 … |
436 番歌 | 人言の繁きこのころ玉ならば手に巻き持ちて … |
437 番歌 | 妹も我れも清みの川の川岸の妹が悔ゆべき心 … |
443 番歌 | 天雲の 向伏す国の ますらをと 言はれし … |
444 番歌 | 昨日こそ君はありしか思はぬに浜松の上に雲 … |
445 番歌 | いつしかと待つらむ妹に玉梓の言だに告げず … |
第4巻 5 首
歌番号 | 本歌 |
509 番歌 | 臣の女の 櫛笥に乗れる 鏡なす 御津の浜 … |
533 番歌 | 難波潟潮干のなごり飽くまでに人の見る子を … |
565 番歌 | 大伴の見つとは言はじあかねさし照れる月夜 … |
575 番歌 | 草香江の入江にあさる葦鶴のあなたづたづし … |
577 番歌 | 我が衣人にな着せそ網引する難波壮士の手に … |
第6巻 22 首
歌番号 | 本歌 |
928 番歌 | おしてる 難波の国は 葦垣の 古りにし里 … |
929 番歌 | 荒野らに里はあれども大君の敷きます時は都 … |
930 番歌 | 海人娘女棚なし小舟漕ぎ出らし旅の宿りに楫 … |
931 番歌 | 鯨魚取り 浜辺を清み うち靡き 生ふる玉 … |
932 番歌 | 白波の千重に来寄する住吉の岸の埴生ににほ … |
933 番歌 | 天地の 遠きがごとく 日月の 長きがごと … |
934 番歌 | 朝なぎに楫の音聞こゆ御食つ国野島の海人の … |
950 番歌 | 大君の境ひたまふと山守据ゑ守るといふ山に … |
951 番歌 | 見わたせば近きものから岩隠りかがよふ玉を … |
952 番歌 | 韓衣着奈良の里の嶋松に玉をし付けむよき人 … |
953 番歌 | さを鹿の鳴くなる山を越え行かむ日だにや君 … |
976 番歌 | 難波潟潮干のなごりよく見てむ家なる妹が待 … |
977 番歌 | 直越のこの道にしておしてるや難波の海と名 … |
997 番歌 | 住吉の粉浜のしじみ開けもみず隠りてのみや … |
998 番歌 | 眉のごと雲居に見ゆる阿波の山懸けて漕ぐ舟 … |
999 番歌 | 茅渟廻より雨ぞ降り来る四極の海人綱手干し … |
1000 番歌 | 子らしあらばふたり聞かむを沖つ洲に鳴くな … |
1001 番歌 | 大夫は御狩に立たし娘子らは赤裳裾引く清き … |
1002 番歌 | 馬の歩み抑へ留めよ住吉の岸の埴生ににほひ … |
1062 番歌 | やすみしし 我が大君の あり通ふ 難波の … |
1063 番歌 | あり通ふ難波の宮は海近み海人娘子らが乗れ … |
1064 番歌 | 潮干れば葦辺に騒く白鶴の妻呼ぶ声は宮もと … |
第7巻 33 首
第8巻 3 首
歌番号 | 本歌 |
1428 番歌 | おしてる 難波を過ぎて うち靡く 草香の … |
1442 番歌 | 難波辺に人の行ければ後れ居て春菜摘む子を … |
1453 番歌 | 玉たすき 懸けぬ時なく 息の緒に 我が思 … |
第9巻 10 首
歌番号 | 本歌 |
1726 番歌 | 難波潟潮干に出でて玉藻刈る海人娘子ども汝 … |
1727 番歌 | あさりする人とを見ませ草枕旅行く人に我が … |
1742 番歌 | しな照る 片足羽川の さ丹塗りの 大橋の … |
1743 番歌 | 大橋の頭に家あらばま悲しく独り行く子に宿 … |
1747 番歌 | 白雲の 龍田の山の 瀧の上の 小椋の嶺に … |
1748 番歌 | 我が行きは七日は過ぎじ龍田彦ゆめこの花を … |
1749 番歌 | 白雲の 龍田の山を 夕暮れに うち越え行 … |
1750 番歌 | 暇あらばなづさひ渡り向つ峰の桜の花も折ら … |
1751 番歌 | 島山を い行き廻れる 川沿ひの 岡辺の道 … |
1752 番歌 | い行き逢ひの坂のふもとに咲きををる桜の花 … |
第10巻 5 首
歌番号 | 本歌 |
1825 番歌 | 紫草の根延ふ横野の春野には君を懸けつつ鴬 … |
1886 番歌 | 住吉の里行きしかば春花のいやめづらしき君 … |
2135 番歌 | おしてる難波堀江の葦辺には雁寝たるかも霜 … |
2166 番歌 | 妹が手を取石の池の波の間ゆ鳥が音異に鳴く … |
2244 番歌 | 住吉の岸を田に墾り蒔きし稲かくて刈るまで … |
第11巻 13 首
歌番号 | 本歌 |
2486 番歌 | 茅渟の海の浜辺の小松根深めて我れ恋ひわた … |
2638 番歌 | 梓弓末のはら野に鳥狩する君が弓弦の絶えむ … |
2646 番歌 | 住吉の津守網引のうけの緒の浮かれか行かむ … |
2683 番歌 | 彼方の埴生の小屋に小雨降り床さへ濡れぬ身 … |
2698 番歌 | 行きて見て来れば恋ほしき朝香潟山越しに置 … |
2708 番歌 | しなが鳥猪名山響に行く水の名のみ寄そりし … |
2725 番歌 | 白真砂御津の埴生の色に出でて言はなくのみ … |
2735 番歌 | 住吉の岸の浦廻にしく波のしくしく妹を見む … |
2737 番歌 | 大伴の御津の白波間なく我が恋ふらくを人の … |
2766 番歌 | 三島江の入江の薦を刈りにこそ我れをば君は … |
2797 番歌 | 住吉の浜に寄るといふうつせ貝実なき言もち … |
2819 番歌 | おしてる難波菅笠置き古し後は誰が着む笠な … |
2836 番歌 | 三島菅いまだ苗なり時待たば着ずやなりなむ … |
第12巻 7 首
歌番号 | 本歌 |
3019 番歌 | 洗ひ衣取替川の川淀の淀まむ心思ひかねつも … |
3024 番歌 | 妹が目を見まく堀江のさざれ波しきて恋ひつ … |
3076 番歌 | 住吉の敷津の浦のなのりその名は告りてしを … |
3171 番歌 | 難波潟漕ぎ出る舟のはろはろに別れ来ぬれど … |
3173 番歌 | 松浦舟騒く堀江の水脈早み楫取る間なく思ほ … |
3197 番歌 | 住吉の岸に向へる淡路島あはれと君を言はぬ … |
3201 番歌 | 時つ風吹飯の浜に出で居つつ贖ふ命は妹がた … |
第13巻 2 首
歌番号 | 本歌 |
3300 番歌 | おしてる 難波の崎に 引き泝る 赤のそほ … |
3333 番歌 | 大君の 命畏み 蜻蛉島 大和を過ぎて 大 … |
第15巻 21 首
歌番号 | 本歌 |
3578 番歌 | 武庫の浦の入江の洲鳥羽ぐくもる君を離れて … |
3579 番歌 | 大船に妹乗るものにあらませば羽ぐくみ持ち … |
3580 番歌 | 君が行く海辺の宿に霧立たば我が立ち嘆く息 … |
3581 番歌 | 秋さらば相見むものを何しかも霧に立つべく … |
3582 番歌 | 大船を荒海に出だしいます君障むことなく早 … |
3583 番歌 | ま幸くて妹が斎はば沖つ波千重に立つとも障 … |
3584 番歌 | 別れなばうら悲しけむ我が衣下にを着ませ直 … |
3585 番歌 | 我妹子が下にも着よと贈りたる衣の紐を我れ … |
3586 番歌 | 我がゆゑに思ひな痩せそ秋風の吹かむその月 … |
3587 番歌 | 栲衾新羅へいます君が目を今日か明日かと斎 … |
3588 番歌 | はろはろに思ほゆるかもしかれども異しき心 … |
3589 番歌 | 夕さればひぐらし来鳴く生駒山越えてぞ我が … |
3590 番歌 | 妹に逢はずあらばすべなみ岩根踏む生駒の山 … |
3591 番歌 | 妹とありし時はあれども別れては衣手寒きも … |
3592 番歌 | 海原に浮寝せむ夜は沖つ風いたくな吹きそ妹 … |
3593 番歌 | 大伴の御津に船乗り漕ぎ出てはいづれの島に … |
3594 番歌 | 潮待つとありける船を知らずして悔しく妹を … |
3595 番歌 | 朝開き漕ぎ出て来れば武庫の浦の潮干の潟に … |
3627 番歌 | 朝されば 妹が手にまく 鏡なす 御津の浜 … |
3721 番歌 | ぬばたまの夜明かしも船は漕ぎ行かな御津の … |
3722 番歌 | 大伴の御津の泊りに船泊てて龍田の山をいつ … |
第16巻 4 首
歌番号 | 本歌 |
3791 番歌 | みどり子の 若子髪には たらちし 母に抱 … |
3801 番歌 | 住吉の岸野の榛ににほふれどにほはぬ我れや … |
3808 番歌 | 住吉の小集楽に出でてうつつにもおの妻すら … |
3821 番歌 | うましものいづく飽かじをさかとらが角のふ … |
第18巻 5 首
歌番号 | 本歌 |
4056 番歌 | 堀江には玉敷かましを大君を御船漕がむとか … |
4058 番歌 | 橘のとをの橘八つ代にも我れは忘れじこの橘 … |
4059 番歌 | 橘の下照る庭に殿建てて酒みづきいます我が … |
4060 番歌 | 月待ちて家には行かむ我が插せる赤ら橘影に … |
4061 番歌 | 堀江より水脈引きしつつ御船さすしづ男の伴 … |
第19巻 1 首
歌番号 | 本歌 |
4245 番歌 | そらみつ 大和の国 あをによし 奈良の都 … |
第20巻 25 首
歌番号 | 本歌 |
4329 番歌 | 八十国は難波に集ひ船かざり我がせむ日ろを … |
4336 番歌 | 防人の堀江漕ぎ出る伊豆手船楫取る間なく恋 … |
4355 番歌 | よそにのみ見てや渡らも難波潟雲居に見ゆる … |
4360 番歌 | 皇祖の 遠き御代にも 押し照る 難波の国 … |
4361 番歌 | 桜花今盛りなり難波の海押し照る宮に聞こし … |
4362 番歌 | 海原のゆたけき見つつ葦が散る難波に年は経 … |
4363 番歌 | 難波津に御船下ろ据ゑ八十楫貫き今は漕ぎぬ … |
4365 番歌 | 押し照るや難波の津ゆり船装ひ我れは漕ぎぬ … |
4380 番歌 | 難波津を漕ぎ出て見れば神さぶる生駒高嶺に … |
4395 番歌 | 龍田山見つつ越え来し桜花散りか過ぎなむ我 … |
4396 番歌 | 堀江より朝潮満ちに寄る木屑貝にありせばつ … |
4397 番歌 | 見わたせば向つ峰の上の花にほひ照りて立て … |
4398 番歌 | 大君の 命畏み 妻別れ 悲しくはあれど … |
4399 番歌 | 海原に霞たなびき鶴が音の悲しき宵は国辺し … |
4404 番歌 | 難波道を行きて来までと我妹子が付けし紐が … |
4433 番歌 | 朝な朝な上がるひばりになりてしか都に行き … |
4434 番歌 | ひばり上がる春へとさやになりぬれば都も見 … |
4435 番歌 | ふふめりし花の初めに来し我れや散りなむ後 … |
4457 番歌 | 住吉の浜松が根の下延へて我が見る小野の草 … |
4458 番歌 | にほ鳥の息長川は絶えぬとも君に語らむ言尽 … |
4459 番歌 | 葦刈りに堀江漕ぐなる楫の音は大宮人の皆聞 … |
4460 番歌 | 堀江漕ぐ伊豆手の舟の楫つくめ音しば立ちぬ … |
4461 番歌 | 堀江より水脈さかのぼる楫の音の間なくぞ奈 … |
4462 番歌 | 舟競ふ堀江の川の水際に来居つつ鳴くは都鳥 … |
4482 番歌 | 堀江越え遠き里まで送り来る君が心は忘らゆ … |
大阪府の万葉集の解説
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