第20巻4425番歌はこちらにまとめました。
第20巻 4425番歌
巻 | 第20巻 |
歌番号 | 4425番歌 |
作者 | 作者不詳 |
題詞 | (天平勝寳七歳乙未二月相替遣筑紫諸國防人等歌) |
原文 | 佐伎毛利尓 由久波多我世登 刀布比登乎 美流我登毛之佐 毛乃母比毛世受 |
訓読 | 防人に行くは誰が背と問ふ人を見るが羨しさ物思ひもせず |
かな | さきもりに ゆくはたがせと とふひとを みるがともしさ ものもひもせず |
英語(ローマ字) | SAKIMORINI YUKUHATAGASETO TOFUHITOWO MIRUGATOMOSHISA MONOMOHIMOSEZU |
訳 | 今度防人(さきもり)に行くのはどこの旦那さんでしょうね、と問いかける人を見ると羨ましい。呑気に噂ばなしをして。 |
左注 | (右八首昔<年>防人歌矣 主典刑部少録正七位上磐余伊美吉諸君抄寫 贈兵部少輔大伴宿祢家持) |
校異 | – |
用語 | 天平勝宝7年2月、年紀、防人歌、古歌、伝誦、磐余諸君、女歌、恋情 |
解説
題詞は4421番歌から。
「物思ひもせず」は「呑気に噂ばなしをして」という意味。
左注は4432番歌で終わり。