第12巻3063番歌はこちらにまとめました。
第12巻 3063番歌
巻 | 第12巻 |
歌番号 | 3063番歌 |
作者 | 作者不詳 |
題詞 | (寄物陳思) |
原文 | 淺茅原 小野尓標結 空言毛 将相跡令聞 戀之名種尓 |
訓読 | 浅茅原小野に標結ふ空言も逢はむと聞こせ恋のなぐさに |
かな | あさぢはら をのにしめゆふ むなことも あはむときこせ こひのなぐさに |
英語(ローマ字) | ASADIHARA WONONISHIMEYUFU MUNAKOTOMO AHAMUTOKIKOSE KOHINONAGUSANI |
訳 | 小野に生えている浅茅原に標を張るというように、嘘でもいいから「逢おう」と言って下されば、恋のなぐさめになります[或本歌曰 行くよとおっしゃって下されば、お待ちするのに]。 |
左注 | 或本歌曰 将来知志 君矣志将待 又見柿本朝臣人麻呂歌集 然落<句小>異耳 |
校異 | 勺少 句小 [元][類] |
用語 | 恋情、異伝、柿本人麻呂歌集 |
第12巻 3063S1番歌(異伝歌1)
題詞 | (寄物陳思)或本歌曰 |
原文 | 将来知志 君矣志将待 |
訓読 | 来むと知らせし君をし待たむ |
かな | こむとしらせし きみをしまたむ |
英語(ローマ字) | KOMUTOSHIRASESHI KIMIWOSHIMATAMU |
訳 | 「行くぞ」との使い言葉。待っています。 |
左注 | 又見柿本朝臣人麻呂歌集 然落<句小>異耳 |
校異 | – |
用語 | 異伝、恋情 |