第10巻2263番歌はこちらにまとめました。
第10巻 2263番歌
巻 | 第10巻 |
歌番号 | 2263番歌 |
作者 | 作者不詳 |
題詞 | (寄雨) |
原文 | 九月 四具礼乃雨之 山霧 烟寸<吾>胸 誰乎見者将息 [一云 十月 四具礼乃雨降] |
訓読 | 九月のしぐれの雨の山霧のいぶせき我が胸誰を見ばやまむ [一云 十月しぐれの雨降り] |
かな | ながつきの しぐれのあめの やまぎりの いぶせきあがむね たをみばやまむ [かむなづき しぐれのあめふり] |
英語(ローマ字) | NAGATSUKINO SHIGURENOAMENO YAMAGIRINO IBUSEKIAGAMUNE TAWOMIBAYAMAMU [KAMUNADUKI SHIGURENOAMEFURI] |
訳 | 九月のしぐれの雨で山霧がかかったように、心が晴れやらぬ日々だが、いったい誰に逢えたら心晴れるのだろう。 |
左注 | – |
校異 | 吾告 吾 [万葉集略解] |
用語 | 秋相聞、恋情、鬱屈、異伝 |