第10巻1901番歌はこちらにまとめました。
第10巻 1901番歌
| 巻 | 第10巻 |
| 歌番号 | 1901番歌 |
| 作者 | 作者不詳 |
| 題詞 | (寄花) |
| 原文 | 藤浪 咲春野尓 蔓葛 下夜之戀者 久雲在 |
| 訓読 | 藤波の咲く春の野に延ふ葛の下よし恋ひば久しくもあらむ |
| かな | ふぢなみの さくはるののに はふくずの したよしこひば ひさしくもあらむ |
| 英語(ローマ字) | FUDINAMINO SAKUHARUNONONI HAFUKUZUNO SHITAYOSHIKOHIBA HISASHIKUMOARAMU |
| 訳 | 藤の花が波打つように咲き誇る春の野に葛のつるのようにそろそろと地面を這っていくような、密かな恋ではその成就は遙か遠いことだろう。 |
| 左注 | – |
| 校異 | – |
| 用語 | 春相聞、植物、恋情、忍び恋 |