第10巻1875番歌はこちらにまとめました。
第10巻 1875番歌
巻 | 第10巻 |
歌番号 | 1875番歌 |
作者 | 作者不詳 |
題詞 | (詠月) |
原文 | 春去者 紀之許能暮之 夕月夜 欝束無裳 山陰尓指天 [一云 春去者 木陰多 暮月夜] |
訓読 | 春されば木の暗多み夕月夜おほつかなしも山蔭にして [一云 春されば木蔭を多み夕月夜] |
かな | はるされば このくれおほみ ゆふづくよ おほつかなしも やまかげにして [はるされば こかげをおほみ ゆふづくよ] |
英語(ローマ字) | HARUSAREBA KONOKUREOHOMI YUFUDUKUYO OHOTSUKANASHIMO YAMAKAGENISHITE [HARUSAREBA KOKAGEWOOHOMI YUFUDUKUYO] |
訳 | 春が来て木々が茂り、茂みの蔭で、せっかくの夕月夜も台無し。特に山陰にあってはぼんやりした暗がり状態になってしまう。 |
左注 | – |
校異 | – |
用語 | 春雑歌、異伝 |