第9巻1697番歌はこちらにまとめました。
第9巻 1697番歌
巻 | 第9巻 |
歌番号 | 1697番歌 |
作者 | 柿本人麻呂(柿本人麻呂歌集) |
題詞 | (名木河作歌三首) |
原文 | 家人 使在之 春雨乃 与久列杼吾<等>乎 沾念者 |
訓読 | 家人の使ひにあらし春雨の避くれど我れを濡らさく思へば |
かな | いへびとの つかひにあらし はるさめの よくれどわれを ぬらさくおもへば |
英語(ローマ字) | IHEBITONO TSUKAHINIARASHI HARUSAMENO YOKUREDOWAREWO NURASAKUOMOHEBA |
訳 | 春雨を手で避けようとしてもずぶぬれになってしまった。春雨は、私が干してあげるから(すなわち、早くお帰りなさい)という妻からの使いの印だろう。 |
左注 | (右柿本朝臣人麻呂之歌集所出) |
校異 | <> 等 [藍][類][紀] |
用語 | 雑歌、作者:柿本人麻呂歌集、京都、羈旅、非略体 |