万葉集 第8巻 1515番歌/作者・原文・時代・歌・訳

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第8巻 1515番歌

第8巻
歌番号1515番歌
作者但馬皇女
題詞但馬皇女御歌一首 [一書云子部王作]
原文事繁 里尓不住者 今朝鳴之 鴈尓副而 去益物乎 [一云 國尓不有者]
訓読言繁き里に住まずは今朝鳴きし雁にたぐひて行かましものを [一云 国にあらずは]
かなことしげき さとにすまずは けさなきし かりにたぐひて ゆかましものを [くににあらずは]
英語(ローマ字)KOTOSHIGEKI SATONISUMAZUHA KESANAKISHI KARINITAGUHITE YUKAMASHIMONOWO [KUNINIARAZUHA]
人の口がうるさい里になんか住んでいないで、今朝鳴いていた雁に寄り添って(見知らぬ)所へ行ってしまいたい(一に云う「国にいないで」)。
左注
校異歌 [西] 謌 [西(訂正)] 歌
用語秋雑歌、作者:但馬皇女、うわさ、動物