第8巻1429番歌はこちらにまとめました。
第8巻 1429番歌
巻 | 第8巻 |
歌番号 | 1429番歌 |
作者 | 作者不詳 |
題詞 | 櫻花歌一首[并短歌] |
原文 | D嬬等之 頭挿乃多米尓 遊士之 蘰之多米等 敷座流 國乃波多弖尓 開尓鶏類 櫻花能 丹穂日波母安奈<尓> |
訓読 | 娘子らが かざしのために 風流士の かづらのためと 敷きませる 国のはたてに 咲きにける 桜の花の にほひはもあなに |
かな | をとめらが かざしのために みやびをの かづらのためと しきませる くにのはたてに さきにける さくらのはなの にほひはもあなに |
英語(ローマ字) | WOTOMERAGA KAZASHINOTAMENI MIYABIWONO KADURANOTAMETO SHIKIMASERU KUNINOHATATENI SAKINIKERU SAKURANOHANANO NIHOHIHAMOANANI |
訳 | 娘子たちが小枝を頭に飾ろうとし、風流男が髪飾りにしようと、大君がお治めになる国の果てまで咲く桜の花。国中桜で染まるなんと美しいこと。 |
左注 | (右二首若宮年魚麻呂誦之) |
校異 | 歌 [西] 謌 [西(訂正)] 歌 / 短歌 [西] 短謌 [西(訂正)] 短歌 / 何 尓 [類][紀][温] |
用語 | 春雑歌、若宮年魚麻呂、伝誦、予祝、植物 |