万葉集 第6巻 979番歌/作者・原文・時代・歌・訳

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第6巻 979番歌

第6巻
歌番号979番歌
作者坂上郎女
題詞大伴坂上郎女<与>姪家持従佐保還歸西宅歌一首
原文吾背子我 著衣薄 佐保風者 疾莫吹 及<家>左右
訓読我が背子が着る衣薄し佐保風はいたくな吹きそ家に至るまで
かなわがせこが けるきぬうすし さほかぜは いたくなふきそ いへにいたるまで
英語(ローマ字)WAGASEKOGA KERUKINUUSUSHI SAHOKAZEHA ITAKUNAFUKISO IHENIITARUMADE
坊ちゃんの着ている着物は薄い。佐保風よ、坊ちゃんが家に着くまで強く吹かないでおくれ。
左注
校異輿 与 [元][紀][細] / 歌 [西] 謌 [西(訂正)] 歌 / 宅 家 [元][類][紀]
用語雑歌、作者:坂上郎女、大伴家持、佐保、恋情、相聞的、地名、贈答