第4巻690番歌はこちらにまとめました。
第4巻 690番歌
巻 | 第4巻 |
歌番号 | 690番歌 |
作者 | 大伴三依 |
題詞 | 大伴宿祢三依悲別歌一首 |
原文 | 照<月>乎 闇尓見成而 哭涙 衣<沾>津 干人無二 |
訓読 | 照る月を闇に見なして泣く涙衣濡らしつ干す人なしに |
かな | てるつきを やみにみなして なくなみだ ころもぬらしつ ほすひとなしに |
英語(ローマ字) | TERUTSUKIWO YAMINIMINASHITE NAKUNAMIDA KOROMONURASHITSU HOSUHITONASHINI |
訳 | 月はこうこうと輝いているが、私の心は月光のない闇で、いくら涙を流して着物を濡らしてもその涙を拭ってくれる人はいない。 |
左注 | – |
校異 | 歌 [西] 謌 [西(訂正)] 歌 / 日 月 [略解(宣長説)] / 沽 沾 [紀][温][京] |
用語 | 相聞、作者:大伴三依、離別、悲別 |