第3巻315番歌はこちらにまとめました。
第3巻 315番歌
巻 | 第3巻 |
歌番号 | 315番歌 |
作者 | 大伴旅人 |
題詞 | 暮春之月幸芳野離宮時中納言大伴卿奉勅作歌一首[并短歌] [未逕奏上歌] |
原文 | 見吉野之 芳野乃宮者 山可良志 貴有師 <水>可良思 清有師 天地与 長久 萬代尓 不改将有 行幸之<宮> |
訓読 | み吉野の 吉野の宮は 山からし 貴くあらし 川からし さやけくあらし 天地と 長く久しく 万代に 変はらずあらむ 幸しの宮 |
かな | みよしのの よしののみやは やまからし たふとくあらし かはからし さやけくあらし あめつちと ながくひさしく よろづよに かはらずあらむ いでましのみや |
英語(ローマ字) | MIYOSHINONO YOSHINONOMIYAHA YAMAKARASHI TAFUTOKUARASHI KAHAKARASHI SAYAKEKUARASHI AMETSUCHITO NAGAKUHISASHIKU YORODUYONI KAHARAZUARAMU IDEMASHINOMIYA |
訳 | み吉野の吉野の宮よ。山からして貴く、川からして清らか。天地と共に長く久しく 万代(よろづよ)に変わることはないだろう。大君が幸まされる宮は。 |
左注 | – |
校異 | 永 水 [類] / 處 宮 [類][紀] |
用語 | 雑歌、作者:大伴旅人、吉野、宮廷讃美、地名、土地讃美 |