第3巻307番歌はこちらにまとめました。
第3巻 307番歌
巻 | 第3巻 |
歌番号 | 307番歌 |
作者 | 博通法師 |
題詞 | 博通法師徃紀伊國見三穂石室作歌三首 |
原文 | 皮為酢寸 久米能若子我 伊座家留 [一云 家牟] 三穂乃石室者 雖見不飽鴨 [一云 安礼尓家留可毛] |
訓読 | はだ薄久米の若子がいましける [一云 けむ] 三穂の石室は見れど飽かぬかも[一云 荒れにけるかも] |
かな | はだすすき くめのわくごが いましける [けむ] みほのいはやは みれどあかぬかも [あれにけるかも] |
英語(ローマ字) | HADASUSUKI KUMENOWAKUGOGA IMASHIKERU [KEMU] MIHONOIHAYAHA MIREDOAKANUKAMO [ARENIKERUKAMO] |
訳 | 久米の若様がいらっしゃる([一云「という」)三穂の石室(いわや)は見ても見ても見飽きることがない(一云「荒れてしまったなあ」)。 |
左注 | – |
校異 | – |
用語 | 雑歌、作者:博通法師、羈旅、土地讃美、和歌山、枕詞、地名 |