久米広縄が書いた万葉集についてまとめました。
掲載数 全 9 首
歌番号 | 本歌 |
第18巻4050番歌 | めづらしき君が来まさば鳴けと言ひし山霍公鳥何か来鳴かぬ |
第18巻4053番歌 | 木の暗になりぬるものを霍公鳥何か来鳴かぬ君に逢へる時 |
第19巻4201番歌 | いささかに思ひて来しを多胡の浦に咲ける藤見て一夜経ぬべし |
第19巻4203番歌 | 家に行きて何を語らむあしひきの山霍公鳥一声も鳴け |
第19巻4209番歌 | 谷近く 家は居れども 木高くて 里はあれども 霍公鳥 いまだ来鳴かず 鳴く声を 聞かまく欲りと 朝には 門に出で立ち 夕には 谷を見渡し 恋ふれども 一声だにも いまだ聞こえず |
第19巻4210番歌 | 藤波の茂りは過ぎぬあしひきの山霍公鳥などか来鳴かぬ |
第19巻4222番歌 | このしぐれいたくな降りそ我妹子に見せむがために黄葉取りてむ |
第19巻4231番歌 | なでしこは秋咲くものを君が家の雪の巌に咲けりけるかも |
第19巻4252番歌 | 君が家に植ゑたる萩の初花を折りてかざさな旅別るどち |