第15巻3730番歌はこちらにまとめました。
第15巻 3730番歌
巻 | 第15巻 |
歌番号 | 3730番歌 |
作者 | 作者不詳 |
題詞 | (中臣朝臣宅守与狭野弟上娘子贈答歌) |
原文 | 加思故美等 能良受安里思乎 美故之治能 多武氣尓多知弖 伊毛我名能里都 |
訓読 | 畏みと告らずありしをみ越道の手向けに立ちて妹が名告りつ |
かな | かしこみと のらずありしを みこしぢの たむけにたちて いもがなのりつ |
英語(ローマ字) | KASHIKOMITO NORAZUARISHIWO MIKOSHIDINO TAMUKENITACHITE IMOGANANORITSU |
訳 | 恐れ多いからと口に出さずにきたが、越前を目指す峠にさしかかった。旅の無事を願って道祖神にお供えをする段になって、とうとう彼女の名を口に出してしまった。 |
左注 | 右四首中臣朝臣宅守上道作歌 |
校異 | – |
用語 | 作者:中臣宅守、天平12年、年紀、贈答、配流、恋情、羈旅、手向け、悲別、狭野弟上娘子 |