第1巻25番歌はこちらにまとめました。
第1巻 25番歌
巻 | 第1巻 |
歌番号 | 25番歌 |
作者 | 天武天皇(大海人) |
題詞 | 天皇御製歌 |
原文 | 三吉野之 耳我嶺尓 時無曽 雪者落家留 間無曽 雨者零計類 其雪乃 時無如 其雨乃 間無如 隈毛不落 <念>乍叙来 其山道乎 |
訓読 | み吉野の 耳我の嶺に 時なくぞ 雪は降りける 間無くぞ 雨は振りける その雪の 時なきがごと その雨の 間なきがごと 隈もおちず 思ひつつぞ来し その山道を |
かな | みよしのの みみがのみねに ときなくぞ ゆきはふりける まなくぞ あめはふりける そのゆきの ときなきがごと そのあめの まなきがごと くまもおちず おもひつつぞこし そのやまみちを |
英語(ローマ字) | MIYOSHINONO MIMIGANOMINENI TOKINAKUZO YUKIHAFURIKERU MANAKUZO AMEHAFURIKERU SONOYUKINO TOKINAKIGAGOTO SONOAMENO MANAKIGAGOTO KUMAMOOCHIZU OMOHITSUTSUZOKOSHI SONOYAMAMICHIWO |
訳 | み吉野の耳我の嶺に時しれず雪が降る、絶え間なく雨が降る。その雪の時知れないように、 その雨の絶え間がないように、曲がり角という曲がり角に不安に襲われながらやってきたよ、この山道を。 |
左注 | – |
校異 | 思 念 [元][類][紀][古] |
用語 | 雑歌、作者:大海人:天武、異伝、吉野、民謡、地名 |