第16巻3844番歌はこちらにまとめました。
第16巻 3844番歌
巻 | 第16巻 |
歌番号 | 3844番歌 |
作者 | 土師水通 |
題詞 | 嗤咲黒色歌一首 |
原文 | 烏玉之 斐太乃大黒 毎見 巨勢乃小黒之 所念可聞 |
訓読 | ぬばたまの斐太の大黒見るごとに巨勢の小黒し思ほゆるかも |
かな | ぬばたまの ひだのおほぐろ みるごとに こせのをぐろし おもほゆるかも |
英語(ローマ字) | NUBATAMANO HIDANOOHOGURO MIRUGOTONI KOSENOWOGUROSHI OMOHOYURUKAMO |
訳 | 真っ黒な斐太(ひだ)の大黒顔を見るたびに巨勢正月麻呂(こせのむつきまろ)の小黒い顔が思い浮かぶなあ。 |
左注 | (右歌者傳云 有大舎人土師宿祢水通字曰志婢麻呂也 於時大舎人巨勢朝臣豊人字曰正月麻呂 与巨勢斐太朝臣[名字忘之也 嶋村大夫之男也]兩人並 此彼皃黒色焉 於是土師宿祢水通作斯歌<嗤>咲者 <而>巨勢朝臣豊人聞之 即作和歌酬咲也) |
校異 | – |
用語 | 雑歌、枕詞、作者:土師水通、巨勢斐太、巨勢豊人、嘲笑、戯笑、誦詠 |