第6巻930番歌はこちらにまとめました。
第6巻 930番歌
| 巻 | 第6巻 |
| 歌番号 | 930番歌 |
| 作者 | 笠金村 |
| 題詞 | ((冬十月幸于難波宮時笠朝臣金村作歌一首[并短歌])反歌二首) |
| 原文 | 海末通女 棚無小舟 榜出良之 客乃屋取尓 梶音所聞 |
| 訓読 | 海人娘女棚なし小舟漕ぎ出らし旅の宿りに楫の音聞こゆ |
| かな | あまをとめ たななしをぶね こぎづらし たびのやどりに かぢのおときこゆ |
| 英語(ローマ字) | AMAWOTOME TANANASHIWOBUNE KOGIDURASHI TABINOYADORINI KADINOOTOKIKOYU |
| 訳 | 海人娘女(あまをとめ)たちがさかんに小舟を漕ぎ出しているらしい。われわれ行幸一同が浜辺で宿(野宿)をとっていると、ここまで楫(ろ)の音が聞こえてくる。 |
| 左注 | – |
| 校異 | – |
| 用語 | 雑歌、作者:笠金村、難波、大阪、離宮、宮廷讃美、羈旅、地名、神亀2年10月、年紀 |

