市原王が書いた万葉集についてまとめました。
掲載数 全 8 首
歌番号 | 本歌 |
第3巻412番歌 | いなだきにきすめる玉は二つなしかにもかくにも君がまにまに |
第4巻662番歌 | 網児の山五百重隠せる佐堤の崎さで延へし子が夢にし見ゆる |
第6巻988番歌 | 春草は後はうつろふ巌なす常盤にいませ貴き我が君 |
第6巻1007番歌 | 言問はぬ木すら妹と兄とありといふをただ独り子にあるが苦しさ |
第6巻1042番歌 | 一つ松幾代か経ぬる吹く風の音の清きは年深みかも |
第8巻1546番歌 | 妹がりと我が行く道の川しあればつくめ結ぶと夜ぞ更けにける |
第8巻1551番歌 | 時待ちて降れるしぐれの雨やみぬ明けむ朝か山のもみたむ |
第20巻4500番歌 | 梅の花香をかぐはしみ遠けども心もしのに君をしぞ思ふ |
市原王とは?
市原王(読み:いちはらおおきみ)
719-?年。皇族。奈良の大仏(東大寺紗那仏)の造営にあたる監督を務めた人物。がしかし、東大寺大仏開眼供養会の出席者に市原王の名が見えなかった。官位は正五位下。家持とは何度か宴で席を共にしている。