第7巻1394番歌はこちらにまとめました。
第7巻 1394番歌
巻 | 第7巻 |
歌番号 | 1394番歌 |
作者 | 作者不詳 |
題詞 | 寄藻 |
原文 | 塩満者 入流礒之 草有哉 見良久少 戀良久乃太寸 |
訓読 | 潮満てば入りぬる礒の草なれや見らく少く恋ふらくの多き |
かな | しほみてば いりぬるいその くさなれや みらくすくなく こふらくのおほき |
英語(ローマ字) | SHIHOMITEBA IRINURUISONO KUSANAREYA MIRAKUSUKUNAKU KOFURAKUNOOHOKI |
訳 | 潮が満ちてくると磯に隠れてしまう藻草。見られる時は少なく、恋しさばかりがつのります。 |
左注 | – |
校異 | 太 [類][紀] 大 |
用語 | 譬喩歌、恋愛 |
解説
題詞は「藻に寄せて」という意味。本歌合わせて4首組みの歌。(他3首:1395,1396,1397)。
「入りぬる磯の草」は「磯に隠れてしまう藻草」のこと。