第8巻1644番歌はこちらにまとめました。
第8巻 1644番歌
| 巻 | 第8巻 |
| 歌番号 | 1644番歌 |
| 作者 | 三野石守 |
| 題詞 | 三野連石守梅歌一首 |
| 原文 | 引攀而 折者可落 梅花 袖尓古寸入津 染者雖染 |
| 訓読 | 引き攀ぢて折らば散るべみ梅の花袖に扱入れつ染まば染むとも |
| かな | ひきよぢて をらばちるべみ うめのはな そでにこきいれつ しまばしむとも |
| 英語(ローマ字) | HIKIYODITE WORABACHIRUBEMI UMENOHANA SODENIKOKIIRETSU SHIMABASHIMUTOMO |
| 訳 | 梅の枝を引きちぎって折ったら花が散ってしまうだろうから、手で花をしごいて袖にしまいこんだよ。袖が梅の花に染まってもいいと思って。 |
| 左注 | – |
| 校異 | 歌 [西] 謌 [西(訂正)] 歌 |
| 用語 | 冬雑歌、作者:三野石守、植物 |
解説
題詞は「三野連石守の梅の歌」という意味。
「連」は八色の姓の1つ。
「散るべみ」」は「~なので」の「み」。「扱入(こき)れつ」は「しごきいれる」という意味。