第7巻1397番歌はこちらにまとめました。
第7巻 1397番歌
| 巻 | 第7巻 |
| 歌番号 | 1397番歌 |
| 作者 | 作者不詳 |
| 題詞 | (寄藻) |
| 原文 | 荒礒超 浪者恐 然為蟹 海之玉藻之 憎者不有手 |
| 訓読 | 荒礒越す波は畏ししかすがに海の玉藻の憎くはあらずて |
| かな | ありそこす なみはかしこし しかすがに うみのたまもの にくくはあらずて |
| 英語(ローマ字) | ARISOKOSU NAMIHAKASHIKOSHI SHIKASUGANI UMINOTAMAMONO NIKUKUHAARAZUTE |
| 訳 | 荒磯(ありそ)を越えてやってくる波は恐ろしい。が、そうはいうものの海に揺れる美しい藻は憎く思えません。 |
| 左注 | – |
| 校異 | – |
| 用語 | 譬喩歌、恋情、植物 |
解説
題詞は「藻に寄せて」という意味。本歌合わせて4首組みの歌。(他3首:1394,1395,1396)。
「しかすがに」は「そうはいうものの」という意味。