第7巻1396番歌はこちらにまとめました。
第7巻 1396番歌
巻 | 第7巻 |
歌番号 | 1396番歌 |
作者 | 作者不詳 |
題詞 | (寄藻) |
原文 | 紫之 名高浦乃 名告藻之 於礒将靡 時待吾乎 |
訓読 | 紫の名高の浦のなのりその礒に靡かむ時待つ我れを |
かな | むらさきの なたかのうらの なのりその いそになびかむ ときまつわれを |
英語(ローマ字) | MURASAKINO NATAKANOURANO NANORISONO ISONINABIKAMU TOKIMATSUWAREWO |
訳 | 紫草の名高浦の名告藻(なのりそ)がこちらの磯になびき寄る時を待っている、この私は。 |
左注 | – |
校異 | – |
用語 | 譬喩歌、和歌山、恋愛、地名、植物 |
解説
題詞は「藻に寄せて」という意味。本歌合わせて4首組みの歌。(他3首:1394,1395,1397)。
紫の名高の浦は1392番歌、名告藻(なのりそ)は1395番歌を参照。「我れを」の「を」は詠嘆。「私は」と同意。