額田王が書いた万葉集についてまとめました。
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額田王とは?
額田王(読み:ぬかたのおおきみ)
630頃-690頃 皇族。女性。万葉集初期の女流歌人。
万葉集に関する書籍では必ず目にする人物である。
同じ万葉女流歌人で藤原鎌足の室となった鏡王女の姉とする説があり、逆に鏡王女とは「額田王本人ではないか?」という意見があったりと、この辺りに関しては現在不明である。
天武天皇に愛されて十市皇女を産んだが、のちに天智天皇の後宮に入ったとされている。つまり、天武天皇の妻でありながらも、天智天皇に愛されていたという三角関係が考えられ、「もしかしたら、額田王は美人だったのでは?」という俗説も生まれた。
この天智天皇、大海人皇子兄弟の不仲、前者の子大友皇子と大海人皇子との争い、壬申の乱などには彼女の影響が少なからずあると考えられる。(額田王が有名なのは、この三角関係から。)
職業的歌人とする説もあるが、そもそも歌人という職業は存在しない。皇族なので、食べることに不自由は無かったのだろう。