紀小鹿が書いた万葉集についてまとめました。
掲載数 全 12 首
| 歌番号 | 本歌 |
| 第4巻643番歌 | 世の中の女にしあらば我が渡る痛背の川を渡りかねめや |
| 第4巻644番歌 | 今は我はわびぞしにける息の緒に思ひし君をゆるさく思へば |
| 第4巻645番歌 | 白栲の袖別るべき日を近み心にむせひ音のみし泣かゆ |
| 第4巻762番歌 | 神さぶといなにはあらずはたやはたかくして後に寂しけむかも |
| 第4巻763番歌 | 玉の緒を沫緒に搓りて結べらばありて後にも逢はざらめやも |
| 第4巻776番歌 | 言出しは誰が言にあるか小山田の苗代水の中淀にして |
| 第4巻782番歌 | 風高く辺には吹けども妹がため袖さへ濡れて刈れる玉藻ぞ |
| 第8巻1452番歌 | 闇ならばうべも来まさじ梅の花咲ける月夜に出でまさじとや |
| 第8巻1460番歌 | 戯奴 [變云 わけ] がため我が手もすまに春の野に抜ける茅花ぞ食して肥えませ |
| 第8巻1461番歌 | 昼は咲き夜は恋ひ寝る合歓木の花君のみ見めや戯奴さへに見よ |
| 第8巻1648番歌 | 十二月には淡雪降ると知らねかも梅の花咲くふふめらずして |
| 第8巻1661番歌 | 久方の月夜を清み梅の花心開けて我が思へる君 |