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718-785 奈良時代の公卿・歌人。万葉集の最終編纂者と言われている。(万葉集は何度も色んな人の手で編纂されてきて、最終的に家持によってまとめられたとされている。そのため、「万葉集の作者」とも言われている。)
残した歌は473首となり、万葉集のほぼ一割ほどが家持の歌になる。なぜそれほどの歌が万葉集に掲載されているのかも、家持の生い立ちにある。
幼い頃に母親を亡くし、坂上郎女に育てられ、父は大伴旅人で、子供のころから和歌の影響を強く受けて育ってきたと思われる。また万葉集の歌人として有名な山上憶良とも親交があったため、万葉集をまとめるなら家持しかいないのでは?というのも頷ける。
家持は天平宝字3年(759)に20巻4516番歌の歌を残し、その後は何も残していないとされている。